仕事終わり時刻は午後7時を回った頃、支度を済ませ、愛機の富士フイルムX100Sを手に、今日は小樽へと車を走らせた。
目的は小樽運河、明日は休み、今日は気ままに写真を撮れる。
小樽に着くと時刻は9時半、人は疎らで写真を撮るには絶好のチャンス。
運河はブルーにライトアップされ、写真は撮り放題。
とは言え今日の天気は雨、小樽に向かう途中も雨が降っている区間もあったが小樽運河はちょうど雨が上がったようで路面が濡れていた。
濡れた石畳にブルーの照明が強く照らしつける。
このタイミングで来れてよかった。
暗い路面の見えない水溜りに注意しながら歩みを進める。
かじかむ手にカメラを握りシャッターを切る。
凍える体に澄んだ水の影が沁みる。
綺麗に写る光はファミレスの明かり。
隣の鈍い光はまさかのコインパーキング、佇まいは倉庫のまま。
レンガの建物に植物が絡み付いている小樽らしい街並みの中に作業する人の姿。
こんな夜中に外作業なんて寒いだろうと川岸からシャッターを切る。
照明が設置されている区間ももう少しで終わるころ、反対側を見るとこんなに歩いたかと思うほど写真に夢中になっていた。
ここから川岸を離れて少し建物を取りに行く。
もちろん、カラーで撮った方が綺麗に撮れるかもしれないが、単色の濃淡のみの表現はいつもより光と陰を意識する。
ここまで歩いてすれ違った人は3組ほど、それもみんなカメラを構えた自分と同じ写真組み。各々納得のいくまでシャッターを切っている、自分もその1人。
川縁を登り信号を待つ、こんな時間では信号も暇そうに時間を持て余している。
眠りについた街の一角にイルミネーションがひっそりと佇んでいた。
静かなこの通りに設置されたツリーはシンプルで、これから訪れる冬を予感させる。
近くには、他に装飾はなくシンプルながら目立っている。
写真を撮っていると人が現れたので他の場所へ。
建物の角を曲がると通り沿いに面している窓際にあるものを発見。
ガラス越しに映るこのピラミッドはグラスタワー。
寒さを忘れてシャッターを切る、少しずつ色が変わり思わず見入る。
野良猫が去って行く、我に帰り写真を撮った。
この写真を撮ったところで充電切れ、こんな事ならば充電しておけば良かったと後悔。
雨のこんな夜にいい写真が撮れて満足、最近の札幌は天気が変わりやすく3週連続で毎日雨が降っている。もちろん晴れの日もあるが一日安定している日はない。
11月、紅葉が終わり雪が降る前のこの時期はどこに出掛けても冬支度であまりいいスポットが無いが写真を撮りたい身としてはいいスポットを見つけられた。
来週はどこに行こうか、その前に愛車のタイヤ交換をしなくては。
この写真を撮ったカメラ⬇️

FUJIFILM デジタルカメラ X100S F FX-X100S
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